当財団は、美術に関する創造及び調査研究活動に対する助成、美術を専攻する学生への奨学援助、美術館の運営などを目的として1990年に設立いたしました。
　当財団の活動のなかで大きな柱となっておりますのが奨学援助事業です。1991年よりスタートしたこの事業は、全国の美術系大学（指定校）より推薦を受けた邦人学生と留学生の応募者のなかから、厳正な審査により選ばれた10名の学生に2年間にわたり奨学金を支給するものです。

　この度、その第33期奨学生10名が決定しましたのでお知らせいたします。
　またこの奨学援助プログラムは奨学金支給だけにとどまらずその研究成果発表として2年目に「奨学生美術展」を開催いたします。
　本展は各自目的を持って制作された作品を発表する場を設けることで、さらに研鑽を積んでもらうことを目的としております。

＊第33期奨学生については令和６年開催の奨学生美術展にて作品発表を行います。

奨学援助事業概要

募集大学：	東京藝術大学・多摩美術大学・武蔵野美術大学・女子美術大学・京都芸術大学・京都市立芸術大学・愛知県立芸術大学・東京造形大学・筑波大学・広島市立大学・東北芸術工科大学・金沢美術工芸大学・日本大学芸術学部
専攻：	日本画・油画・版画 ＊東京藝術大学は保存修復（日本画及び油画）・デザイン（描画）を含む （学部3年以降、修士課程・博士課程に正規学生として在学中の者を対象とします）
募集人数：	10名（年間） 令和5年度応募総数：72名
支給金額：	月額3万円 2年間 計72万円（支給）
選考委員：	中島千波（日本画家）・野口玲一（三菱一号館美術館学芸員）・八柳サエ（横浜美術館学芸グループ・司書／主任学芸員）・江花五月子（佐藤美術館学芸員）・中田静野（当財団理事長）

公益財団法人佐藤国際文化育英財団
令和5年度 第33期奨学生一覧表